その日綴り

私の備忘録

聴覚過敏と生活音

ASDの特性である聴覚過敏を持っている私は生活音が嫌いです。

もちろん全部が嫌いで不快なわけではなく、大丈夫な場合も多いのですがどうにも駄目な音というのがあります。

一番頻繁で一番苦手なのが「自分が食器を洗う音」「自分が料理する音」です。

この“自分が”というのも大きなポイント!

もちろんこれらの音自体も苦手ではあるんですが、自分以外がこの音を出していてもあまり気になりません。

ただ自分がこの音を出しているときは別問題でどうにも耐えがたく辛い。

しかしさすがに食器洗わず料理もしない…というわけにもいかないので、そういうときはイヤホンをつけて行っています

最近のイヤホンは外部の音が遮断される感じがしっかりしていていいですね。

外を歩く時も必須で風の音、人の声、工事音、どこからかの生活音などを耳に入れないで歩けます。

苦手な音があるとどうしても思考がそれに侵食されたり、イライラしてどうしようもなくなったりしてしまい、心の中で癇癪がでてしまい疲れます。

なので夫のいない日は家の中でもイヤホンをして過ごしています

夫がいると話しかけてきたり会話をするのでイヤホンは出来ませんが、夫がいなければ家に私が1人だけなのでイヤホンをしても問題ありません。

夫はこの聴覚過敏の特性が未だによくわからないらしく「なんでイヤホンをしているんだろう」と思っているみたいですが少しずつ順応してくれています。

最近は私がイヤホンをするのは食器洗いの合図だと思っているようで「俺がやるよ」とイヤホンをつけだす私にすかさず言ってくれるようになりました。

あと日常でも大きな音を出すと私が過剰に怖がったり驚いたりするのを見ていたようで「君が嫌だろうから大きな音出さないように気をつけてたのに、大きな音出してゴメンね」と謝ってくれたりしたことも。

少しずつでも理解してくれる夫に感謝です。

学生の頃は「紙の音(紙がこすれたり、紙をめくったり、紙を丸めたりする音)」に敏感で苦労しました。誰かが紙をぐしゃっとやろうものなら頭の中が不快感でいっぱいに。時にはあまりの不快感でトイレに駆け込み泣いたこともあります

疲れていたりストレス値が高かったり具合が悪い時は聴覚過敏は特に顕著に出るので大変です。

いま社会人になって苦手な音とも少しずつ折り合いをつけられるようになりましたがまだまだ聞いていて疲れてしまう音は多いです。

仕事中もイヤホンが出来ればなぁと思う日々です。